■ ~回想~
これは、童女と幼児が島に流れ着いた直後の話。
ううん……
む?
ここは どこだ?
えっと うみで あそんでた
そしたら なみ ざっぱーん して えーっと
……ながされた みたい?
おきた
む? だれだ?
じが
じが か わたしの ことは バニティ と よぶがいい
バニティ
そうだ
うーん そうだな
いわゆる むじんとう かな?
むじんとう
うん ひとが いない しま
ごはんも ねるところも じぶんで なんとか する
たいへん
うん たいへん
そうだ いっしょに いるか?
いる
じゃあ いよう
ということで、童女と幼児は一緒にいることにしたのでした。