Eno.397 流海做棲

■ 輝ける男の記録 6

俺のMuse、俺の美しさに涙を流しているのかい?
君の涙を拭うには、俺の長い腕でも足りないらしい。
そして君の涙は恵みとなって、俺達の喉を潤してくれる……皮肉なものだね。

ドラム缶風呂を用意したは良いが、俺には少し狭かった。
横向きにすれば良かったって?
ドラム缶を綺麗に切断出来る道具が無かったんだ。
入浴出来ないよりはずっと良いけど、この長い脚を伸ばして浸かれる湯船が恋しいよ。

「俺の優雅なバスタイムは、流石に刺激が強すぎるかな?」