Eno.195 小鳥遊ユウリ

■ 理想のアイドル

でぃれくたーはさ、あたしの向こうに希望を見てるんだって。
そんなのあたしだって同じなのにね。

そう、全く同じなんだよ。
抱えてるものとか、生き方とか、本当は何が好きかとか
やっぱりあなたの事は何にも知らないし。

自分の都合の良い偶像を重ねてるのもそう。
あなたはあたしを理想のアイドルだって言ったけど、
あたしにとってのあなたも"そう"なんだよ。


「それこそ、これ以上ないくらいに……ね」