Eno.229 ヒトリン

■ ティシュトリヤ

「──思い出した、かもしれない。
 星を見て浮かんだ感情をようやく理解した。
 あれは──懐かしさだったんだな」

「私の本当の名は──ティシュトリヤ。
 異常な存在と思っていた自分自身の事を
 勝手に悪魔なのかもしれないと感じていたが
 そうではなかったんだな──」

「だが──」

「ヒトリンはヒトリンだからね!!!!
 てぃっしゅなんかよりヒトリンはヒトリンの方が
 大好きなんだもん!!!!」