Eno.20 えくね

■ きろく よん

―― 誰かの記憶が、拙い人間の文字で書かれている。 ――

三日ぐらい、経ちました。
人間と、こんなに話したり、一緒に居たりしたのは、初めてです。
人間達は、みんな、違う様です。
ひょうも、まーがれっとも、あすかも、さかいも、みんな、別で、違います。
人間は、不思議です。
人間みたいに、違うくなれるでしょうか。
きっと、そうなれないと、見習いのままなんだと、思いました。

でも、人間は、味は大体同じだそうです。
あすかが、言って居ました。
人間は、不思議です。