Eno.195 小鳥遊ユウリ

■ 偶像のひとりごと

昨日の深夜に色々動き回りすぎちゃったせいかなぁ。
これでもお昼前には起きるつもりだったんだよ?
気がついたらお日様が傾いちゃってた。

……でぃれくたーとオルくんのご飯とお水、用意してたんだけどな。
あの二人、お水なくて大丈夫かな。特にでぃれくたー。
出来るだけ断食するとか言ってたけど、
あたしはでぃれくたーに苦しんでほしくないから……。

それに。あの人はあたしの事を希望だって言ってくれた。
だからあたしはちゃんとそうなれるものを持って帰らなきゃいけなかったのに。
……こんな眠気に負けるなんて、最低で最悪だ。

でも。

あたしは沈んでなんかいられない。

だって。

そんなあたしは誰にも望まれてないから。
あたしは理想のアイドルだから。