Eno.302 望月 黒羽

■ ノートの切れ端2

この島のひとたちは姿も見せない私なんかを気にかけてくれる。
特にひよりさんは文通をしたい、って。
面白いお話なんて何もできないのにいいのかな。

・食料
  そこそこ余裕あり。海の幸がたくさんでうれしい。
  こっそり獲ってるのだけれど、迷惑になってないかは少し心配。
・水
  余裕あり。だいぶ確保はできた。
  森の中にこっそり隠してる。日持ちはしないはずだから定期的に入れ替えること。
・資材
  おおむね問題なし。
  プラスチックはすぐ使っちゃうけれど、必要分は探せばいいので大丈夫。
  ひよりさんに手伝ってもらって鉄の斧を作ったので、木材は十分確保できた。
  これも森にこっそり隠してる。…ただ、薪割りは音が出るし、斧が重いので大変。
・やること
  いつまでも軒先を借りているわけにはいかないので何処かに仮の巣を作る。
  余裕ができたらイカダを作る。
  海辺で探し物をする。

やりたいこと、ができたので海辺を散歩してみよう。