Eno.375 通りすがりのポニテ女

■ 迷うこと 迷わないこと

ぼーーーーーっとしてたら突然脳内にふしぎなこえが響いてきました。

いや何言ってんだこいつとお思いでしょうが聞こえてしまったもんは仕方ないじゃないですか
天の声とか神のお告げとか毛先ほども信じてなかったんですけどねえ

…………まあそれは置いといて、何を言われたかと言うと、

「汝と同郷の者あり。汝らが拠点にて佇み、強き同胞の像を作らんと欲しおり

 金、石、木、縄、泥 汝持ちし材料を投げ与えよ ただし言葉交わすべからず」


…………だそうで。

頭おかしいんじゃないですか?(自虐)


とはいえ他にやる事といっても現状食料確保くらいしかないわけですし
腹立ち紛れに手持ちで投げれそうな大量の石と金属片とあと泥……というか、
捏ねた粘土ですけど、これらを隙をついて彼の死角から投げつけ、その足で颯爽と現場を立ち去る事に成功しました(錯覚)

この辺の手際は妹の"おしごと"をよく手伝っていたので慣れたものですね
と思ったら、あっさり補足されて焼き貝を投げ返されてしまいました
くっ、ドワーフごときに補足されるとは未熟……エルフの名折れです
とりあえず捨て台詞を吐いて砂浜まで逃げておきました

このエルフもしやアホでは?(そうだね)

さて実際どう転ぶことやら……まあわたしが像を作ったらたぶん
この島に居もしない妹かペットの像になるに違いないので、場違い感半端なかったでしょうし

ここはあの髭無しドワーフのお手並み拝見ってところでしょうか


ふぁあ~~、似合わない事して疲れました。またしばらくは寝て過ごそうかな……