Eno.397 流海做棲

■ 輝ける男の記録 7

どうやら俺の入浴シーンは相当女神のお気に召したらしい。
何故わかるかって?
あれから砂浜で追加のドラム缶が四つも見付かったからさ。
お茶目な女神様、俺のMuse、俺の身体は一つしかないっていうのにね。
一つは空から降り注ぐMuseの涙を拭うために使うとして、残りはどうしようかな?

そう言えば、森に配置しておいた罠へと兎が導かれていたよ。
野生の兎はスタイルが良いね、まるで俺みたいだ。
動物の捌き方なんて知らないから、やっぱり魚をメインターゲットに据えた方が良いだろうか。
泥水を濾過して蒸留して沢山の真水も得られたし、容器さえあれば真水タワーも作れるかも知れない。

「真水コールは少し語呂が悪いのが玉に瑕、だね。」