Eno.317 睦月 沙那

■ 走り書き

……夢見が悪いって言ってた子がいた
その様子に悪夢といえるものを見ていたんだろうって容易に予想がついた

どれだけのことがその子にできたかわからないけど私は私のできる限りのことはできたと信じたいかな

そこで頼れないのは、甘えられないのは信頼してないっということになるんじゃないかっと彼女が漏らしていた事に内心悩ましかった

私は年上だから笑顔でいないといけない、なにも苦悩してないように、不安を表に出さないようにしないといけないと抑え込んでいるのだから

正直、ずっと怖かった
失敗をして命を落とすんじゃないか
誰かが怪我するんじゃないか
ふと一人になると孤独感で押しつぶされそうだった
でもそれでも私は歳上なんだ

なら甘えさせても甘えるわけにはいかない