■ 水は確保した。んじゃあ、次は食料だな。
ナンナが天叢雲剣の作り方とか言ってたから俺も蒸留器に天叢雲式蒸留器と名付けておいた。
あいつに教わった通りに作ったから多分、全く同じ物だろう。
その途中で、木材を集めるために森で探索をしていたのだが、やはり手ぶらだと荷物が嵩張ってすぐどうにもならなくなっちまう。
拾ったきのみは片っ端から詰め込んでなんとか荷物を減らしつつ騙し騙しでやっていたが限界はある。
正直木材もギリギリでここで使うのは惜しいのだが、まァやむを得ん。
拾った木材と蔦を組み合わせて、変異させてカゴを作ったが……うん、全然違うな。
これなら採った食材を幾分ストックしておくことも出来るだろう。
……スエンは大丈夫だろうか。
蒸留器を作れただろうか。
食料は?
……心配が尽きなくて、眠れねェ。
ま、眠れねェ夜には慣れてるし、どうってことないんだが。
……木材をもう少し集めたら、流れ水が少しばかり嫌だが、海の方へ行くか。
ナンナは釣りやら銛突きで魚を獲ってたらしいが、本当にこんな無人島に釣竿やら銛やら落ちてるんだろうか?
まァ……俺は流れ水が苦手だし、泳ぎなんざもってのほかだから釣りで食料を探すっきゃねぇんだが。