Eno.217 今田

■ 秘密小屋



彼女は自分が遭難したことに気付いてすぐ絶望した。
携帯電話も既に電源が切れていた。
とりあえず適当に周りを探索してみたが、すぐに体力が尽きてしまい、今はただ森の中で頭を抱えながら座り込んでいる。







「お姉ちゃんも遭難者?」


どれくらい経ったのか、声が聞こえた。見上げるとそこに少年がいた。
「ついてきて。あそこに小屋があるよ」