Eno.34 SE-38

■ SE-38-01

 


▼ ――――男は語る。脳内で。
 

「おもろいやつらと合流したぜ~。個性つえ~」


…………いやマジで個性つえ~~~~~



▼ この男、合流して以降延々とそんなことを思っていた。

「にしても人工天使っぽいのがいたな。
 研究員が見たら嬉々としそうな展開……いやここ絶海の孤島だったわ」


「いや~、賑やかっていいな。局が恋しくなるぜ」


「まあ、ここに賑やかとは少しちげ~けど」




「喋るンンネコチャンってすげえな。あれもなんかの実験生物なんかな~。
 なんかへんな奴だけどかわいくて癒し~」


「つ~かお子さんも流されてんのな~。
 あんまり色々居るから最初キャンプ場だと思ったよな。違ったが~」


「しっかしみんなわいのわいのしてて、わけ~っていいな~。
 ……さっき似たような事考えた気がすんな」




「そういやオレ、ほぼ全身白黒なんだよな~。どこで脱色したんだか。
 何でか目の色だけ変わってね~けど」


「……ま!そんなこともあるよな」



▼ 男は自分の色に関してそこまで気にしていなかった。


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 本日の持ち物メモ

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 ★参謀式蒸留器★

「参謀式ってだけに強そうだったから借りて使ってみたぜ~。
 めっちゃ水が飲める水になったな。科学の力ってスゲー!ってあれじゃん」



 ★空き瓶★

「オレはこれに初日砂を詰めて見事に零したぜ。
 ところであんな親切なレシピ、誰が置いてくれたんだろ~な」



 ★石の斧★

「実は鉄の方がよかったらしいな?
 まあそれはさておいて木材回収には便利だな。
 木こりの気分にもなれる。木こり見たことね~けど」