Eno.110 永久の旅人

■ 命の危機を感じる記憶



++無人島-拠点


寒い、熱い、瞼が重い…からの…

(なんかめっちゃ作業してる!)


カンカン、トントン
近くで日曜大工でもしているのだろうか
人?も たくさんいるようで時折会話も聞こえてくる
意識がはっきりせず よく聞き取れないが…

(え、え…何…?何してるの!?
ちょっと落ち着いて、ううん落ち着こうか)


寝起きの頭で今までのことを思い出してみる

(体の痛み、からの寒気…
で、そのあとに頭がくらくらしてきて…
引き摺られながら どこかに移動して…?)


全然整理できない
痛い、寒い、熱い、ズルズル移動、何これ
…と一人でパニックに陥っていると

『じゃあ穴掘るか・・・
誰かスコップとか持ってない?』

(私、埋められる!!!!)

※ゼンくんの終活話で、埋められる側ではありません

(え!?え!?どうしたらいいの!?
埋めるって私そんな悪いこと…)

(したのかなぁ…)


横になりながら しょんぼりと肩を落とす

(でも、でもよ
理由も分からないまま埋められるのは…

…隙を伺って逃げ出そう…!)


無人島に集まった住人が あれやこれやと協力している傍らで
脱走を決意するおバカが、今 目覚め―――

(でもまだしんどいから もう少し力を蓄え
………すやすや)

目覚めなかった