Eno.198 秋鹿 次

■ 黒からの解放

ここにいる人々は、私の咎を知らない。
そして、私は本来こうして動いているはずでは無かったのに。

無実の罪がどこかで晴れたのか、或いは全く関係のない偶然か。
しかし不思議と、再び実行する気にはなれなかったのだ。

ここには、少なくとも私を必要とする人がいるのだから……つぐはつぐである限り、動ける限り動くのです。