■ イワシ3
イワシの群れが海面近くに集まっています。
またプランクトンをつついているのでしょうか。
忙しなくジャンプしては着水、ジャンプして着水。
激しい水飛沫が上がっています。
どうやらこの群れはカツオに追われて逃げてきたみたいですね。
通常、イワシの群れは捕食者に狙われたとき、球状のかたまりとなって身を守ろうとします。
自らをより大きく見せて相手を威嚇するのだといわれています。
しかし敵もさるもの、イワシの群れは次第に海面へと追い詰められていきます。
そして海の上にはまた異なる脅威が待ち構えていました。
海鳥たちです。水面から飛び出すイワシを食べるために上空を旋回しているのです。
空からの強襲者と海からの追撃者。両面から攻められて為すすべもありません。
あわやこのまま全滅かと思われたそのとき、更なる絶望が襲い掛かります。
大型のハンター、モササウルスです。
大きな体を巧みにくねらせて飛び込んできたモササウルスが、ばくんと大きな口でカツオごとイワシの群れを飲み込みました。一口で群れのほとんどを喪ったイワシは狂乱して散り散りになって逃げようとします。
海鳥たちも少し高度を上げおびえたように様子を窺うばかりです。
海の中では慢心は命取り。
一瞬の油断が生死を分けるのです。