■ 手記その1
遭難した。
それが単独ならまだしも、同行していた下の弟妹らも遭難してしまった。見たところ、全く何もない孤島というわけではなく、幸か不幸か、俺達以外にも同じ島に流れ着いた遭難者がいるようだ。
サトルという眼鏡の男と少し話をした。出で立ちから恐らく俺達とは違う世界の出身だろう。可哀想なことに記憶を失ってしまい、サトルという名もあくまで仮称だそうだ。何か力になれればと思う。
他にも犬、女、ネズミのキーカといった漂着者と出会った。俺達以外の者と手を取り合い、なんとかこの島を脱出したいと思う。
…ところで、最後は誰が舵を切っていた?俺は地図を見ていたのだが、まさかな…
リラドナー.