■ 無題の自動録音(2)

*もぐもぐ*
「……ン゛ッヴォエッッ…………」

「は~ッッッマジ……この太い野草、繊維質と後味が世界の終わり。
腹溜まりがよければ良いってもんじゃないよ~メシはさ~」

「……」

「味覚を切れなかった頃は、マッズい携帯食料食べながら同じようなこと言ってたなあ」

「ハッ……これってもしかして、郷愁!?
怪物が少女とのハートフルな交流で人の心を思い出しかけるシチュエーション!?!?」

「萌えじゃん。今だけそういうことにしといていいか?
いいよ。やった~」

「いや~それにしても、あの子といえば……
思ってた百倍フィジカル強くてビビるな」

「やっぱりあの子が魔法の目標座標になったんだわ、絶対そうだって。
本気出したらもっとパワフルだったりするの?
出会ったのがこんな世界じゃなければな~……!」