Eno.215 ウィンブルーム・モーゼル

■ 【演目:暗中模索】

(泥だらけの台本のページの一部だ……)

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遭難した島に雨が降る。備えていた仲間達は恵みの雨を受け取り、
ブルームもそれにあやかっているシーン。

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雨の中で仲間達を探すシーン。はぐれていた仲間を見つけ、拠点へ誘導。
経緯を聞きつつ、キャンプの規模的に手狭さを感じる。
仲間が追加収納を作ってくれたために、更によりよくなる。

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色々と模索する。キャンプの増設だけではなく、新しい事へチャレンジする事。
生きるための行動が優先的ではあるが、冒険したい気持ちもブルームの中にあるシーン。

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(ページの一部に、手書きの文章がある)

『津雲クンの箪笥は非常に出来が良い。寄木細工でサバイバルでも趣味を忘れない、
 真のものづくり男子であると改めて痛感させられた。
 空屋敷クンの箪笥も見事なもので、一方ワタシは唯の宝箱だ。空箱。

 エルフも忍者も居るかもしれないけれど、じゃあワタシは「何」だろうか?
 ……ムジントーインターナショナルでの自分をあまり思い起こしたくない。
 誰しもがちょっとした秘密を抱えていて、それとは別にこの修学旅行……。
 ——遭難——に遭い、思う所があるはずだ。特に個人の空間が用意されない、
 集団生活の場であるからに……』

『ワタシは思えば、探索に出ないでテント設備の利便化という役割に
 逃げている気がする。……けれど、サバイバルで大事なのは連携でもある。
 だから、ムジントーインターナショナルでの鉄則はハテコーでも適用する。

 それが幸せになるなら……。』

『両親の世間体に一度泥を塗った自分が、この交換留学を経て立派にならねば
 今度こそ……勘当されてしまうだろう。だから……だから。』





「演じ切らねばならないのデス。『ブルーム』を、デス」