Eno.633 コトウモリペンギン

■ ペンギン

日が昇り始めた気配を感じ、ペンギンは目を覚ました。
ずっと周囲を警戒していたつもりだったのだが、疲労感には勝てず、眠ってしまっていたようだ。
しかし、そのお陰もあってか、体力はまずまず回復していた。
周囲の水たまりで喉も潤し、こうなってくると、いよいよ空腹感だけが空の胃に突き刺さるのを感じる。
多少の元気を取り戻したペンギンは、改めて海に向かって歩き始めた。