■ 3.始末書その2
体感時間で丸二日、島時間で1日が経過した。
拠点としての機能はみんなのおかげで充実してきた。倉庫に関してはいくら作っても足りないぐらいだがそれでも漂着した直後に比べれば随分人らしい生活ができる。
普段なら8時間ほど休んで体調を整えようとするはずだがまだまだ日中だと錯覚して、
風呂を整備したその足で狩猟に出かけた。
弓と小銃では使い勝手が全く異なるが遠くにいる得物を捉えることができる道具である点は一緒だから、食べられそうな大きさの鳥の群れに焦点を合わせそれを撃った。
道具として正式な規格で作られたモノではないため、真っ直ぐ飛ばすこともままならず体力だけが消費され撮れたのは1羽だけだった。
足取りは重く転がり込むように拠点にたどり着くも倒れこんでいた。
現状一番の問題、[時間]の経過が遅い事をすっかり忘れていたことが原因。
くしくも皆が仕掛けておいた罠で獲り加工してくれていた食糧のおかげで難は逃れたが、島の気象と時間経過を考慮した採取と設営を行わないと死んでしまうと身をもって感じた。
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島の地形について_
森に設置した拠点を中心に動いているため全容は不明。
本部の資料と相違ない部分は多いが以前より複雑になっているようだ。
体力が戻り次第追加調査を実施する。