Eno.218 シュパーズ

■ 物事は緩急が大事とされる

 天気が変わってまた晴れ間。
あの雨とか言うのは良くも悪くも水を齎してくれた。
もうちっと水を溜められりゃあ良かったのかもしれねェとこの晴れを見ると思うが、まあ過ぎた話はどーでもいい。

 だが、ここまで生きるために色々やってきた弊害で、
俺様も含め全員に疲労の色が見える気がする。動き通しだったから仕方ねえな。
だもんで少しは内職でもして足を休ませた方が良いのかもしれねえ。
例えば次また雨が降った時なんかはあまり出歩かない方が良い気もするし。

 多少は物が充実してきた影響もあって、生き延びるだけなら十分な要素は揃いつつある。
脱出に向けた物に関しては――まだ何もだが。
例えば浮き輪とかゴムの塊で出来た物でもあれば、水に浮かべる船の一つでもできるか?
正直この辺りの事を真面目に考えるのは俺様の仕事かもわからんしな。
……仕事と言えば、俺様も仕事中にこっち来ちまったんだが後がめんどくせえだろうな、まいっか。





 そういや。
この島の名前とか決めてねえな。後で皆に聞いてみるか? 何が良いか、って。