Eno.253 半人半鯱のサート

■ 好奇は分け合い、あやしい きのこ

この島には獣、魚、木の実などの他にも、
口に含めそうなものがある。
『口に含めそう』という表現は、
これを食糧としてカウントするかは……至極難しいところだからだ。

そう、あやしいキノコである!
生活の基盤が出来てくると、この未知の島に対して興味を持ち始めるのは何も俺ばかりじゃないらしい。
結構な人数があやしいキノコに興味を持ってい……割と前から食べる食べないの話をし合ってたな。

なんだかんだで俺とベル中尉で少しずつ食べることに…
なったんだ。確かそう。
えーとそれで……くそ、なんか前後の記憶が怪しい……

そうだ!すごく美味しかった。一部の毒キノコには、非常に強い旨みを持ったキノコがあるらしいが、その旨味自体が人の意識を奪いかねない猛毒だという。
倒れずに済んだが、多分俺とベル中尉が食ったのもその手のキノコだろう。すごく味が濃くて、これが1本のキノコとは思えないくらいだった。

ただなー。内臓と視界がグニャグニャして……
ベル中尉は頭部が機械化されてるという話だったが、それでもやられたらしく目があり得ない色にぴかぴかしていた。
とんだ成分だよ。同じキノコがあれば持ち帰って菌類学者にでも提出すればよかったか。

ううっまだ時々筆跡がおかしくなる……
水飲んで風呂に入っておこう……