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「まずテキトーに水汲んできて……飲める水を作る。
そんで木ィ集めながら食えそうな草探して……」
「良さげな実と資材は水と一緒に倉庫にブチ込む」
「そうすりゃ欲しい奴が勝手に使う。
やりとりがいらなくて、楽でいい。倉庫作ってくれた奴マジ天才」
「……2-1って、実はやっぱ最高のクラスなんじゃね?
みんな自然と協力できてさあ、環境クソでもちょっとは楽しいじゃん」
「しっかし、水のために使う木と時間がもったいね~……
もっと効率よくやらねえと数日と持たねえわ」
「…………」
「……………………」
「馴れ合いはしない……とか普段言ってた奴が
ひとつでも倉庫の、“皆のもの”に手ェつけたらダサすぎだよな?」
「とはいえ、プライド守って一人でくたばるのもダッセエしアホすぎじゃん……」
「ハア~」
「もっと頑張ってる奴はこのクラスじゃいくらでもいるしな……
それに比べりゃ、俺はまだ弱音吐く権利ねーわ」
「全然ない。この先も」
「全然ないよ」
「正直キッツいわ、ここでこのキャラ通すの……
そういうトコ、小比類巻は全然分かってないし」
「森川も、赤座の奴も。お人好しどもがよ」
「俺は……施される側にだけは絶対なりたくねえ。
俺ン代わりにクラスの誰かが喜ぶほうが、よっぽど有意義だろ」

「助けてくれなんて今さら誰に言えるかってんだ、バ~カ」