Eno.571 ラティーシャ

■ 怒られた。

仮眠から目が覚めた。

……どうやら、私はまだ生きているらしい。
人って案外丈夫なんだねェ??

ただし、歩くほどの力は残ってない。
まだ話は出来るけどそれもいつまでできるのやら。


だから、手持ちで有用そうな物を動ける人が持っていって使え、と言ったのだが。

同じ島で同じ拠点を使っている青年に
『潔く干からびる気か?』と怒られた。


あー なるほど……
そう言えば、普通はそうなるなー

私は治安の悪いブロックに配属されてるからか、毎日発砲音を聞くし。
引ったくり、スリなんかは普通。
夜には麻薬の取引を検挙したりするのも日常だ。


だからこそ、捕縛術なんかは得意になった。
銃撃戦も配属されてから何度あったか覚えてない。


あ。
これ言うと年齢がばれるから、止めよう。

だからこそ、毎日覚悟は完了している。
……しないと警邏なんか出来ないからね。

父さんも兄さんも、きっとそうして殉職してる。

・・・・・。

それにしても、若いっていいなー。
あっ。
別に私だって若いよ?!


「ふふ。 命を大事に、なんて姉さんみたいなことを言うなあ。あの青年」