■ *『いきどまりは続く』
……なんだかんだ、対応できてしまうものだなあ。
少しだけ……少しだけ、複雑だ。
随分長く感じる一日が過ぎて、
ひとまず斃死のおそれは無くなった、ように思う。
目下の生活が安定すれば、自然とその後の事を考えるようになる。
……考えたくは、ないけど。
誰かの遺したボトルメッセージに書かれていたこと。
この島に長居はできない。
どんなにここで生きていく為の設備を整えたところで、
いずれは諸共に海へと沈む。
いっそここに住んでしまえれば、と思ったけれど。
やっぱりそう上手くは行かないらしい。
まあ、僕一人でここで生きていける気はしないんだけどさ。
結局選択肢は二つに一つなんだもんな。
おめおめと帰って、現実と向き合うか。
或いは……この島と命運を共にするか。
「…究極の選択、ってレベルじゃないでしょ」