■ ペンギン
ペンギンは考えた。
今の縄張りでの暮らしは、そんなに悪くないと思っていた。
何よりこの島は、外敵が少ない。
巨大なコンドルはいるが、巨大すぎて森林の中に身を潜めていれば概ね安全だ。
生活圏の近い生き物に、小鳥たちやビーバーがいるが、近づかなければ警戒をする必要はさほどなさそうだ。
脅威として思いつくのは、森林の中でも素早く移動できるヴェロキラプトルとサメだが、群れている様子はない。
野犬の群れに取り囲まれるよりは、まだ対処ができそうだ。
ちなみにペンギンは、森にサメがいることを深く考えなかった。
最初見たときはビックリしたが、まあ実際いるんだし、森にもサメはいるんだなと覚えて終わった。