Eno.159 セト=ロベリア

■ 僕の記憶 あと、あいつ

なんてことだ。手塩にかけた『英雄の器』が殺されてしまった!
魔獣共を狩り尽くす為の、素晴らしき神の寵児が殺されてしまった!
我が魂を分けた、素晴らしき青き月が殺されてしまった!

あいつだ!あいつが唆したせいだ!
傍らの赤い星。先に産まれ、妬み僻み、優しい顔をしておきながら!
幼い子を騙して、死地と知りながら向かわせて、殺したのだ!

許してなるものか!許してなるものか!
再度魂を分け、宙に浮いた『英雄の器』の権能を回収せよ!
そして、 かの星を呪うのだ!


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「と、言うのが、あの人が呪われた経緯さ。」

「これが邪悪の連鎖を産んだ。」

「神に、システムに、感情があってはならないんだ」