■ 和解の記録


++ 2日目/朝/拠点


「ドラム缶、倉庫からはみ出してないかな」
寝起き第一声がドラム缶とは何事か

「迂闊に外に出たら島の人に見つかるかも
でもドラム缶のことが気になって仕方ない…」
脱走の為に資材調達をした
その際に倉庫の資材を少し消費した
それを隠そうと、空いた資材置き場にドラム缶を置いてきた

「ドラム缶を置いてきた所…
真水置き場だったのよね!!」
なんで真水の空白をドラム缶で埋めようとしたんだろう
隠すつもりが返って悪目立ちしてるような気がする
もういても立ってもいられない!

「まだ朝も早い…みんなが寝静まっている間に…!」
ばっ…と外へ飛び出すと
「おあよーございまーーーーーー!!!!す!!!!」
私の願いも虚しく、倉庫に辿り着く前に少年に見つかってしまった
その後 私はこの島に埋められることに…

「…え?埋めないの??」
遂に埋められる時が来た…と心の準備をしていたのに、少年から投げ掛けられた言葉は私を心配してくれるものばかりで
その後集まってきた人達とも少し話をして、盛大な勘違いをしていたことに気付いた
よかった、と胸を撫で下ろす

「なんだ…みんな優しい人達じゃん…
また勘違いするところだった…」

(……<また>ね、ふふ…)
何も思い出せない