Eno.484 リザ

■ 日記3

「倉庫の資材を見ていたら、そのうちボートやいかだが作れそうだと思った。
以前、水面に浮かんでいるのを見たことがあって、それに乗ればみんな自分の家に帰れるんじゃないかな。

わたしはどうしよう。
その乗り物の行き先は、海の底のわたしの故郷じゃない。そんなの明らかだ。
乗って行ったところで、結局きっとその先で生きては行けない。」