Eno.510 ザイン

■ 無題の自動録音(4)

 

「灯台を作るって結構な一大事業だな。
 俺もいっちょ元プロとして物資調達の実力を……」


「っと、働く前にご飯と水。不便な体だわ〜。
 同条件で元気いっぱいのユウちゃんを見習ってくれ」


「昔の体でもこんなに疲れたっけ。
 複雑なとこを塗りつぶして誤魔化してるせいか?
 それかユウちゃんがパワフルなだけ……どっちもかも……」





「それにしても」
「灯台の話が出たってことは、一応帰る気あるんだ。
 ちょっと安心……」



「……ハッ」


「人の心なんて冗談のつもりがガチかもしれん。急にどうした?
 魔法が使えなくなってる影響かな……まあ面白いからいいか」