Eno.611 わたいぬ

■ 無題

しときが、わたいぬを洗ってくれています。
ベリダの声かけにより、リラドナーに治療を受けました。

わたいぬは生理食塩水をひとつ取って、それを舐めると、
森林に走ります。

きのみを採取して、喉がうるおい、お腹がみたされました。
石の斧で伐採をして、ツタや枝などをたくさん手に入れました。
拠点に戻って、ツタと大きな枝、丸太を入れたら……
海に走ります。
たくさん海水を掬い――

塩と生理食塩水を持って帰ったよ! ふしぎだね。


おや? 小屋でごろごろしていると、
ヒトたちが何か騒ぎ立てているよ。

「今かよそれ!!
 んなもん、クラッシュデスナイト弩級号。
 略してクーちゃんだ!」
「……………………素晴らしい!!」
「ふん!当たり前だ。
 ロイヤルってのはそう言うものだからな!
 それはそうと肯定するまでに時間かかったな。」
「ふふ、良かったですね。わたくん。
 素晴らしい二つ名ができましたよ」



「そっち使わねぇのかよ!!」
「わたくん死守なんかいっ!!」

「まぁまぁ、ベリダさん。
 わたくんも喜んでるようなのでいいじゃないですか。ふふふ」
「……いや、あのいぬ今まで通り呼んでくれることに喜んでるだろ……。」


「しかし、サトルがわたくんと呼んでいる時が一番彼の表情が良かった気がするね!

 ふむ……ではクラッシュデスナイト弩級号WATAKUN
略してわたくんという事でどうだろう?」


わたいぬは今後、クラッシュデスナイト弩級号WATAKUNと呼ばれるらしい。