■ 魔王は語る、青色のこと
「半端な人格を持った神は、様々な悪果を成した。
語るに尽くせず、筆舌に尽くせぬ、悪意なき邪悪の所業。
いや、そもそも善悪を知らなかった。」
「かつてあの青い神は、原初の番であった。
創造主に作られた番の片割れ。名をアダムと言った。
青い瞳の彼は、白金の瞳の番に激しく恋……あるいは執着をした。
そして、彼女のためと謳い、彼女の気を引くためとして、様々なことを成した。
しかしその殆どは逆効果だった。やがて白金は青の前から姿を消した。」
「その後、創造主の手により、アダムは創造神、最高神、世界のシステムになった。」
「大体はまともに動いたが、白金の魂が生まれ変わる度に執着し、悪行を成した。
多くの人が犠牲になり、苦しみ、嘆き悲しんだ。」
「魔王は、青き神の犠牲者の怨念から生まれた存在だ」