Eno.159 セト=ロベリア

■ 魔王は語る、青色のこと

「半端な人格を持った神は、様々な悪果を成した。
 語るに尽くせず、筆舌に尽くせぬ、悪意なき邪悪の所業。
 いや、そもそも善悪を知らなかった。」

「かつてあの青い神は、原初の番であった。
 創造主に作られた番の片割れ。名をアダムと言った。
 青い瞳の彼は、白金の瞳の番に激しく恋……あるいは執着をした。
 そして、彼女のためと謳い、彼女の気を引くためとして、様々なことを成した。
 しかしその殆どは逆効果だった。やがて白金は青の前から姿を消した。」

「その後、創造主の手により、アダムは創造神、最高神、世界のシステムになった。」

「大体はまともに動いたが、白金の魂が生まれ変わる度に執着し、悪行を成した。
 多くの人が犠牲になり、苦しみ、嘆き悲しんだ。」

「魔王は、青き神の犠牲者の怨念から生まれた存在だ」