Eno.277 ニケラ

■ 【ニケラの無人島備忘録:4】

あー、ハァ。
こううまくいかねぇと流石にへこむモンだな・・・
あー・・・あれから弓矢を何とか作ってな。狩りを試してみたんだ。
試してみたんだが・・・大将、ずいぶん難しいことァしてたんだな・・・

まぁ、結果からいうと10回"狩猟"して一羽仕留められるかられないかってスコアだった。フム・・・
海岸線を歩いて目的のものが見つからなかった時とは違う”副産物のない”失敗は想像よりもキツいものがあった。
見ろ、何の成果も得られないまま体力を6割失った。ちと老いた体には重労働だったな。
若者でも、狩猟で動物を得るべきかどうかは・・・今一度考えた方がいい。
ちなみに俺が仕留めたのは野鳥だった。羽毛と鶏肉・・・割には合わんな。ハハ・・・


同じ副産物のない狩りの比較としては銛突きが思いつくが・・・
こっちはかなり良い。ここらの海域は大魚やサメがぽんぽん泳いでる。時間当たりの食料効率としては文句なしだ。
ただ、食料以上のモノにはおそらくありつけないだろう。あくまでこの極限生活を生き残る糧が得られるだけで改善には至るまい。


だから"狩猟"と"銛突き"は比較対象にはならない。
食に困っているなら銛突き、新たに茨を踏み越え歩を進めたいなら狩猟に手を出すといいだろう。


あぁ、今俺に必要なのは飯と水だ。いつもの海岸に行こう。
手遅れになる前に・・・


【備考】
*おそらく狩猟罠を使った方が賢いだろう。普段から拠点に居を構えていれば確認もそう手間ではないだろうが、俺のように放浪していると日に8度確認しに行くのはいささか効率が良いとも言い難いか・・・