Eno.639 窓部 日向

■  

「…………」


「御坂といい、金剛院といい。
 灰田もそうだ。三城に説教されてやんの」


「心配されたくねえならちゃんとやれよな……。
 気づかれたら負けなんだよ、隠し通してこそだろ」


「それに俺だって配達なんか行きたくねえよ、縞三八。
 構ったからにはちゃんとキリ良いトコまで面倒見ろっつの」


「でもま、御坂もだいぶ捻くれてっからな……。
 俺みたいな奴が行くほうが見栄張らずに済むだろ」


「善意剥き出しにしてくる奴より恩着せがましくならねえし」


「その点、小林はいちいち潔くて良い。
 あれなら周りも世話焼きやすいし……かわいい奴は得だよな……」


「チッ、ままならね~……」


「…………」


「俺はもう何回も負けてる」


「だから、借りはちゃんと返さないとな……。
 しばらくはちゃんと拠点に顔出して、連携を取る」


「それで十分だよな?」












「それはそれとして人の荷物で遊ぶな」


「捨てづらいだろ……倉庫にも戻しづらいしよ……!!
 使うしかない状況に外堀埋めてくんじゃねえよ……!!」


「…………」


「……ほんと、バカばっか」