Eno.142 幸村ケイスケ

■ それはとんでもないうっかり

最後に覚えてる記憶?
んなもん、俺が落ちる直前に落ちてった貴志の姿だ。

それに至るまでの経緯?

俺は島から帰ってきた後、何やかんやであの時の事が忘れられなかった。
ただ、なんだろーな?バランガもシューやんもなんかよそよそしいと言うか、すっげーなんかを警戒してるように見えたんだよ。

それは直ぐに気がついた、海に近寄らせたくなかったんだろーな。再発したらだいぶやべーって思って。
んだからちょっと試すようなことをした。
あの海辺のクレープ屋に行きてえ!って言ったんだよ。


そしたら意外とあっさりOKしてくれてさ?
今までのあれは何だったんだろうな?そう思った矢先。

俺は足を滑らせた。

やべえ、このままだと海に落ちるって時に…

何故か貴志が海に飛び込んでった

えっ俺まだ落ちてねーよ?いくらなんでも判断早くね?咄嗟に叫んだ。
そのまま結局、水にぶち当たり、見事に飲んじまって、気がついたらここに居たって訳だ。



…嘘だろ?