Eno.321 コニッシュ・バルフロート

■ 拝啓、お父様お母様

「やっと2日を終えました⋯。」



今頃大騒ぎ⋯はしていないであろうお父様とお母様に向けて手紙を書く。
きっと二人は子供たちが『遭難』することもいい経験だとのんびり構えているに違いない。


「今のところ、嵐は来ていませんし⋯
 温暖な気候で秋だというのに干からびちゃいそうですけど
 お家が壊れることもなさそうです。」




ベルシカお兄様の体調はとても良好です。これはいいことだと思っています。後で反動が来るとしても。
モルガナイトお兄様は朝方死にかけ、フラムお兄様が助けてくださいました。
そう、フラムお兄様は野生児にもどっていらっしゃいます。一向にお姿は見ませんがいる気配がします。
普段過労ばかりしている長兄が倒れたのは驚きました。家でもここでもよく働いています。

お祖母様がここでのモルガナイトお兄様の働きを見たら絶対に卒倒なさいますのに。
遊びの延長だとおもっていらっしゃるのでしょう、島のコックとしても様々なことを器用にこなしています。
ここに流れ着いた方々は全てモルガナイトお兄様が連れてこられて⋯

ベリダは変わらずいじっぱりですが、道路を敷いたり物資をかき集めたり、考え事をしたり。
やはりバルフロートの血は『勤勉』の象徴です。


わたしもできることをしなければ。
やっと学園きっての最優等生いがいの⋯何かになれるような気がします。


コニッシュ.