Eno.146 瀬戸 異調

■ 漂着

『ハナバシマ列島西端の港町より西大陸に向かう船に乗れば海荒る。
 体投げ出され、波間に浮く椰子の木を掴めば、砂浜にぞ辿りつけり』



砂浜にて 詠める

流れ伏す 浜の名前は分からねど 知る鳥の声 海に響けり



「ん、こんなもんだべか」


「しっかし、いつか海に沈む島とか洒落にならねえべ。船が来てくれるといいんだけんど」


「とりあえず、島見てまわるべか。救助を待つには飯もいるしなあ……」