Eno.208 灰田 恵

■ これまでの事とか、これからの事とか

ちょっとした喧嘩が起きた。
寝てるやつが大多数だから、聞いたのは極少数だったケド。

全員の言い分も、考えも、分からないことは無い。
小比類巻の言う事は尤もだ、普通の感性ならああ言うだろう
俺だって、クラスの連中でなければ同じように怒鳴ったかもしれない。

金剛院の対応の原因は分からない、けれどアイツが俺達の心配に対して
其れを無碍にするとか、そういうんじゃなくてもっとこう
何だ……根本的に、何かが噛み合ってない気はしてる。
だとすれば、金剛院の対応はアイツからすれば当然のものなんだろう。

……窓部に今回は助けられた形になるな。
騒ぎが鬱陶しかったのか、ただの心配からか、どっちなのか本心は知る由もないが
今は素直に感謝することにした。

雨のお陰で少し倉庫事情も安定してきた。
そろそろ、クラスの奴らの事をちゃんと知る時なのかもしれない。