■ ナガサれ流し、海の上
俺たちはここでずっと生活するんじゃなくて、
救助を求める、もしくは安全を確保してこの島を脱出する方法を探さなきゃならない。そこの所が肝要だ。
その試みの一つとして作られたのが、このビューティフルブレイブイヴァーナ号、つまるところイカダだ。
……奴はこの未知の海域の波にもみくちゃにされて
島にお返しされた。
毎度毎度イヴァーナの発想と行動力には、
振り回されるというか驚かされるというか。
革をなめす方法に思い至ったのも実はイヴァーナの功績だったりする。(後に、貴重な食糧のサメ肉を使うより、煮出した草木の渋を使う方法が定着したが。これも進歩の形だ)
俺は流石にそんな真似はできないけれど、イカダよりペン、
このボトルメッセージにわずかながら思いを託す。
乾いているがシワのあるノートに、ボールペンで描く。
だってほら、猫は世界共通の癒しなんだろ?