Eno.132 死なずの獣、回向

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

天気が良かったから漁に行った。
サメをたくさん仕留めた。やったぜ。

わたしの手じゃあ握る動作が難しいが、この強化された銛なら漁もやりやすそうだ。
劇的に良くなった、とは言い難いけれど…
しかし確実に使いやすくなったのを感じる。

水も食糧も少しずつ安定してきている気がする。
雨が降りやすいからこそ食糧確保や製作に専念できている、という前提での話ではあるが…

次は…何をしようか。何も思いつかない。
雨が降れば雨水を貯めるか薪割り、製作のどれか。
晴れたら何をしよう? やっぱり漁かな。楽しいし。



見上げれば依然として雲は滑るように走っていく。
流れ着いた手紙通り、此処は過酷な環境だ。

だからせめてわたしは祈ろう。
海よ空よ、どうかこのまま荒れないであれ。



こう思うと実現しそうで嫌だけど、こんな天気が続いてるんじゃあそろそろ嵐が怖いんだよなぁ…