Eno.108 アノーヴァ・ピィヴァル

■ 《22: アノーヴァ・ピィヴァルの日記 - 無力》

今夜はきっと眠れそうにない。
晴れたのに……さっきからずっと、寒気がする……

何が起こったのかは書き留めておこう。

エスティさんが海でひどい怪我をして、動けなくなってしまった。
だがマギサさんがたまたまその場にやってきて、助けてあげられた。

私がのんきに寝ている間に。

今は容態は落ち着いている。
マギサさんは引き続き……口移しでどうにか食べ物を与えているし、リーバさんも献身的に手当をしてくれている……

私ができることといったら……森で木を集め、薬草を採ってくるだけ。

何かできている気がしない。
怖い想像ばかり、押し寄せてくる。

私が……もっと、がんばれてれば……