■ 《22: アノーヴァ・ピィヴァルの日記 - 無力》
今夜はきっと眠れそうにない。
晴れたのに……さっきからずっと、寒気がする……
何が起こったのかは書き留めておこう。
エスティさんが海でひどい怪我をして、動けなくなってしまった。
だがマギサさんがたまたまその場にやってきて、助けてあげられた。
私がのんきに寝ている間に。
今は容態は落ち着いている。
マギサさんは引き続き……口移しでどうにか食べ物を与えているし、リーバさんも献身的に手当をしてくれている……
私ができることといったら……森で木を集め、薬草を採ってくるだけ。
何かできている気がしない。
怖い想像ばかり、押し寄せてくる。
私が……もっと、がんばれてれば……