Eno.132 死なずの獣、回向

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雨漏りを直した。

今更だけど、この島じゃあわたしの力は使えないみたい。(今更気がつく程には些細な力だが)
人さえ居て、その人がわたしの存在を認識してさえいればとりあえずわたしは存在できる。
飲み食いだってまあ…それなりにせずとも問題は無かった。

此処ではわたしはただの一匹の獣に近いらしい。

渇き、飢え、疲労する。

苦しくはある。だが満たされると喜びを覚える。
これは人の感覚に近いのだろうか。
だとしたら、面倒事が増えたとはいえ…
少し嬉しくもある。




倉庫の中で溶けかけてたかき氷をこっそり食べた。
普通にバレるねこれ。
とりあえず肉体労働に従事して…疲れて休んでる時にわび氷作るから許して…