Eno.218 シュパーズ

■ 現状認識

 
 現状の確認。
一先ず3人の生命力は安定した水準まで帰ってきた。これはありがたい。
散策しながら岩風呂で湯治をすれば下手な事故でも起きない限り戻ってこれるだろう。
人間疲れると失敗しがちだから、
なるだけ疲れを取るようにも危険防止のために外へ出るときは松明を持つようにもしてもらってるから早々大事故が起きないことを祈る。

 然し岩風呂や松明、コンテナを半ば無理やり作った所為で布や金属材にプラ材木材などの
基本的に消耗する素材が圧倒的に枯渇しつつある。これが不味い。
続く雨と釣りの成果が悪くなかったから暫くは3人が外に出れるだろうし、各地域に散会して物探しができるだろう。
木材が一番欲しいところだが、普通の探索もしなけりゃならねえのがキツいところだ。
正直手数が足りていない。……これは、狩猟罠や漁罠を増やして解決したい。
飯を取る負担が少しずつでも減っていけば相対的に浮く時間が増えるはずだ。
水が多くあることは本当に僥倖で、今のうちに色々と動き回って余裕をつくらねえと不味い。

 それからそろそろ生活の水準もあげなくちゃならねえ、例えば小屋はもう狭いし
罠の数は足りてない。島に来た時と比べて天気が不安定だから……モルタルとレンガあたりで拠点の補強も必要に感じる。
何かが起こってからじゃあ遅いからな。
そもそも、イカダの改良からして大量の素材は必要だし……  ……、とは言え。
無理やり作った物の分で少しずつ楽にはなる、なってもらわねえと不味い。
暫くは散策続きになる。

 あとは昨晩に提示した伐採、食料採取、内職の完全分担。
これにまで手が伸びれば木材と罠の採取が楽になるし、内職の人間は消費を抑えられるから全体的に貯蓄を減らす速度が落ちる。
……どうなるか、と言うよりどうするべきか。
アイツらも俺の話をよく聞いてはくれてるが流石に俺様も指示に自信がねえ。




「……俺様らしくねェ~」