■ 7日目
7日目になりました。
島の向こうから随分と分厚い雲が流れているようです。
恐らく天候が果てしなく荒れる前触れでしょう、我々は施設を護る為に壁を作成しました。
触れるとベルがリンとなるような立派な壁が作成できました。
後は急いで食糧をため込んでいます。天気があれれば水は簡単に得る事が出来るでしょう。
シュパーズがより良い銛を作成していたので、それで漁を行っています。
素潜りは随分と体力が削られますが、トラブルがあった時に、
人間の命を危険にさらすのは悪手であるため、主に私が請け負おうと思います。
代わりに得られるものはあるので、倉庫にかなりの備蓄が進んでいます。
今後外に出れない程の天候になっても飢える事は無いでしょう。
ラザルと対話を進めています。
彼の話は興味深いです。彼が抱く問題は彼個人のマクロな視点のものですが、
かなり拡大解釈をすることで此方の根本的システムと同等の問題を有していると思考が可能でした。
今後はシュパーズとの個人的な対話を進めていくことを目標とします。
中位天使に人と同じような生が無い以上、個人という視点から人間を紐解いていくことは理解に近づけると推測されます。
天候の悪い間、拠点に集まるでしょうから、そのタイミングを狙ってみたいと思います。