Eno.336 カガリ

■ 【4日目、煌々】


皆で見上げた灯台の火は
あの日と同じ色をしていたような気がした。
期待を抱いて、裏切られたと嘆いて、
それでも当の“それ”は素知らぬ顔をして
変わらず自由に舞っている。

何をしているのだろう、自分は。
何だったのだろう、あの日々は。



──嵐が来るらしい。
少なくとも今、やるべき事は手放せない。