■ 縞三八の日記6
私は平凡な共働きの両親の元で生まれたごく平凡な一人娘だった。
中学までは田舎……と言うと本当の田舎に失礼だけれど、
かといってとりわけ目立つわけでもない地方の町に住んでいた。
丁度進学を控えた時期になってお父さんのお勤め先が変わって、
それで東京にお引越し。
私は特にこれといった特技も無いし勉強もパっとしない娘だったから
てっきり適当な公立高校にでも入る事になると思ってたんだけれど。
でもお父さんが言うからには『地方と違って東京は私立じゃないとダメだ』って。
進学校でも目指すならともかくそうでもないのにわざわざ高い学費を払うなんて。
私はそう思ったんだけどそれでもって事で私は引っ越し先からアクセスがよくて、
尚且つ私の学力でも入れそうな私立高校を探す事になった。
――自由な校風
――私服OKで私立としては費用がマシなほう
――行事への参加への強制力も高くない……裏を返せば生徒の自主性が尊重されていて
――玉石混淆、凄い人もいるらしいけど。。。逆に特に大したことがなくても最低条件さえ満たしていれば誰でも入れて……
特に取り柄が無くて、学力もそこそこで、
お金も別段ない――そんな私が選んだ都会の中の自由な私立高校。それが――
私立 果ての島高校 ……通称:ハテ高