■ おせっかい
って、よく言われる。
馴れ馴れしいとか、媚びてるとか、余計なお世話だとか。
だって、放っとけないじゃん。
アキの打ち明け話。
話してくれたこと、嬉しかった。
「男の子みたいな名前ねぇ」って。
幼稚園の頃、誰かのお母さんが話すのを聞いた。
私は「すばる」って名前を気に入ってたし、お父さんとお母さんがたくさん呼んでくれるから、いいじゃんって思ってた。
言葉にも、服にも、おもちゃにも、名前にも区別があるなんて、私には窮屈すぎる。
でも。
アキと同じクラスになって、「秋音って綺麗な名前!」と私が口にしたとき、アキの顔がなんとなく翳ったような気がしたから。
それから私、彼女のこと、ずっとアキって呼んでる。
はたして、その判断が正しかったのかはわからない。
答え合わせなんて要らないし、しようとも思わない。
ここにはただ、私がそういう風にアキを大事にしたいって気持ちがあるだけ。
いつだって、物事のしっくりくる形を探してたいの。
粘土を重ねていくみたいに、石から彫り出すみたいに――少しずつ。