Eno.639 窓部 日向

■  

「…………」


「あのさあ」


「小比類巻はここんとこの生活で頭おかしくなったのか?
 金剛院も金剛院、喉元過ぎりゃ忘れるならもう一回やるか?」


「ふざけんなよ、お前ら」


「お前ら面倒事の面倒見る身になれよ。
 俺だってお前らと同じただの高校生でさ」


「しかもさあ、こんなん言いたくねえけど」


「俺まだ16歳だぜ? 17になんのはまだ半年近く先で……
 俺より早く生まれてんなら、その分大人でいてくれや」


「頼むから静かにしててくれよ」


「こいつら死ななきゃ静かにならねえのかな、とか
 俺もう何度か、ちょっとだけ……本当に少し思ったよ。正直」





「…………」


「は」


「ふふ、」


「あは、ははははははは!!」


「馬鹿らしいな」


「頭おかしい奴らで俺を挟み込むなよ」





「頼むから」