■ 嵐の前の楽しさ
昨日の夜、嵐の気配を感じてから、慌ただしく整備と備蓄を行ったわ。
この島は、晴れと雨が交互に来たように、いつ天候がガラリと変わるか分からない。
常に空模様を気にしながらの選択を迫られる。
そんな中、それぞれ皆が己の為すべきことをして、的確に動いていたわ。
まだこのようなところに来て4日なのに、凄いことだと思う。
試練であるはずなのに、このような心強い協力者が得られたのは、祖霊のご加護だわ。
きっと、わたくし達ならこの嵐を無事に乗り越えられると思う。
そうして心構えをしている中、フィオが不思議な物を拾って来たの。
ジョザイアとフロスが説明してくれたけれど、カメラのシャシンというのですって。
まるで本物がそこに居るかのように見える絵を、それも瞬間的にうつしとるの。
小さなウェプトンそのものだったわ。
一体どういう仕組みなのかしら。
魔法ではないと言っていたけれど。
嵐の前だというのに、ついついはしゃいでしまったわ。
世の中には不思議で珍しいものがたくさんあるのね。